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ラオックス <8202> を買収した中国の家電量販チェーン蘇寧電器－深センA株（002024）－の張近東主席（写真）がきょうびになり、同業他社の動きにゃぁとらわれず、急成長を継続するとの考えを明らかにしたんじゃ。「蘇寧のリズムを崩さず、わしらのダンスを踊り続ける」っちゅうことじゃ。

　蘇寧電器のライバルとされるんが、国美電器－香港上場（0493）－じゃ。国美にゃぁ2007年に永楽電器、08年に大中電器やら、中国国内のライバル企業を買収して規模を拡大したんじゃ。なお、国美電器は創業者の黄光裕主席（退任）が08年11月、インサイダー取引の疑いで逮捕された。

　蘇寧電器の張近東主席は、「企業家は、会社規模を拡大し永続させることを追い求める」ゆぅてしもっても、国美と同じ手法でシェアを拡大することにゃぁ懐疑的な見方を示したんじゃ。伝統的な浙江商人の発想として「ライバルが動いたことで、やり方を変える」こたぁせんっちゅうことじゃ。張主席は「外資の進出や業界再編成により、わしらぁ企業の成長モデルは多様だと、もっぺん思い知った」っちゅうことじゃ。

　国美電器が連続して企業買収を行ったことで、「蘇寧はチャンスを逃したんじゃぁないか」ゆぅての声も出たが、張主席は「自らのリズムを堅持する」ゆぅて主張。蘇寧電器は2007年の売上高が前年比55％増の401．52億元（2日為替レートで約5126億円）、純利益は93．42％増の22．4億元（約286億9000万円）じゃったんじゃ。下半期（7－12月）に金融危機の影響を受けた08年も、売上高は前年比24％増の498．96億元（約6369億円）で、純利益は31％増の29．5億元（約376億6000万円）。

　張主席は「蘇寧はリズムを崩さん。わしらの精神は健全じゃ」ゆぅて発言。高度成長を保ちもっても無理な成長は目指さん考えのあらわれと、理解されとる。